女性に優しい社会=IBSに優しい社会
こんにちは。
モンスリーさんです。
本日は、IBSの疫学的な側面についてこちらの論文を参考にお伝えしていきます。
参考文献:遠藤由香;思春期におけるストレスと過敏性腸症候群
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpm/50/8/50_KJ00006537675/_pdf/-char/ja
この論文は宮城県の中学三年生1721人に対してIBSの症状、睡眠、ストレスを感じているか・トラウマ体験があったか、自己肯定感、健康の度合いなどについて質問調査を行ったものです。
一般的にIBSの有病率は10~20%で男女比が1:2~3と言われています。特に女性は受診率が高く、うつや不安なども感じやすいといわれています。また、生育過程で性的・身体的虐待が発症に関与し、トラウマもIBSに合併しやすいです。
この論文でもこの傾向に当てはまっていました。
この調査での大まかな結果です。
- 女性の方が有病率が高い
- 睡眠の質が低下し、女性は睡眠時間も短い
- ストレスを多く感じており、特に女性に多い
- 自己効力感が優位に低下
- 健康度合いが低下し、男性は身体的、女性は精神的健康が低下
社会人に限らず、まだ若い学生さんでも日々ストレスに晒され、ISBとなりながらも無理をして生活を続けなければならない状況なんですね。
病気のせいで身体的にきついのはもちろん、思い通りにいかないこと、周りの目が気になる、いじめられるなど自己肯定感が低下するようなことが起き、さらに症状が悪化するという悪循環に陥ります。
特に女性は精神面の症状が重く、つらい状況に陥りやすいです。
やはり、男性に比べると人間関係を重視した暮らしになりやすいので、その分女性はストレスフルなのでしょう。
大昔から男は槍持って狩にでてマンモスかなんかをとってくるだけなので、とくに人間関係を気にする必要がありませんでした。
その反対に女は集団の中でいろいろと情報交換をし合い、助け合いながら暮らさないといけなかったので、いろいろなセンサーが発達しているのでしょう。
だから、集団の中でストレスも感じやすくなっているのではないでしょうか。
これからは女性が活躍する時代です。
男性が作った今の社会は限界をとうに超えて崩壊寸前です。
このストレスだらけの世の中ですから、誰もがIBSになるかもしれません。
女性に優しい社会を目指すことが、IBSの人も暮らしやすい社会となるともいます。
皆んでそんな社会を作っていきましょう!!
ってどっかの政治家みたいですね(苦笑)
ではでは。